2023年記事一覧
地球の温暖化防止と森林の役割
こんにちは!
みなさんは、地球の温暖化防止において森林のもつ役割をご存じでしょうか。
地球の温暖化防止には、二酸化炭素の濃度を増加させないことが重要です。
その中で、森林は大気中の二酸化炭素を吸収して、長期間にわたって貯蔵するなどの大きな役割を果たしています。
例えば、80年生のスギは1ha当たり、約170tの炭素を蓄積しているといわれています。
人間1人が呼吸により排出する二酸化炭素は年間約320kgで、これは23本ほどのスギの吸収量に相当します。
また、1世帯から1年間に排出される二酸化炭素の量は、スギ人工林0.5ha(スギ460本)の年間吸収量と同じくらいで、日本全国の家庭から排出される二酸化炭素をすべて吸収するためには、北海道(835万ha)よりも広い面積(870万ha)のスギ人工林が必要です。
ちなみに、我が国が1年間に排出している二酸化炭素をすべてスギ人工林で吸収しようとすると、日本の面積の4.4倍のスギ人工林(1億6600万ha)が必要です。
膨大な量であることがわかります。
森を大切にすることが二酸化炭素の循環を促し、地球温暖化を防止することにつながります。
日々の生活ではなかなか思いを馳せることがないと思いますが、一度、「森林のために自分ができること」考えてみませんか。
一人ひとりの小さな行動の積み重ねが森林を守る大きな力となるのです。
※林野庁、(財)日本木材情報総合センターのデータ参照
2023.10 カタログを発刊いたしました。
新カタログ(2023.10~)を発刊いたしました。
新商品として外構商品の高耐久材、内装造作材の巾ハギ板
等を掲載しております。是非ご覧ください。
※一部商品の設計価格の変更があります。
※カタログダウンロード(下記)より、全ページご覧いだだけます。
https://www.nakamotozourin.co.jp/download/
※ダウンロードページでは最新のカタログを掲載しています。
焼杉の特徴について
今日は、弊社中本造林の主力商品でもある「焼杉(やきすぎ)」の特徴についてご紹介します!
焼杉とは、「国産杉」の表面を焼いたもので、近年は意匠性を凝らすために木目を浮き出して塗装をしている商品がよく使用されています。
外装材として焼杉を利用する場合、その見た目の美しさや風合いのみならず、様々な長所があるのをご存じでしょうか?
長所
1.焼くことで炭化作用が起こり、.防虫及び防腐効果を有し耐久性が良い。
素材となる杉を焼いて加工することで炭化作用が起こるため、耐久性アップにつながります。2.木材特有の調湿効果がある。
雨が降り湿度が高くなると、焼杉板が湿気を吸収することで結露を減らし、また巾が伸びることで気密性が良くなります。反対に湿度が低くなると、焼杉板が乾燥、収縮し通気が良くなります。
3.サイディングに比べ重量が軽いため、躯体にかかる負荷が少ない。
軽くて丈夫な焼杉は外壁材にも適しており、その他の素材と比較すると重量での負荷を軽減できます。4.熱伝導率が低く断熱効果が高い。
焼杉板は、自身の細胞内に空気の層を形成しているので、熱伝導率が低いのが特徴です。夏場は窯業系やガルバニウムのサイディングでは、輻射熱により近くにいるだけでも熱く感じますが、焼杉の場合は触れても熱くなりにくいです。
5.メンテナンス(上塗り)や張り替えが容易。
しっかりメンテナンスすることでよりメリットを享受できます。メンテナンスもお任せください。6.環境にやさしく、癒し効果が高い。
二酸化炭素を吸収して育つ木材は炭素を固定化【蓄積】しており、地球温暖化防止に大きな役割を果たしています。短所
1.自然素材のために材質が不均一であり、木目や色彩のばらつきがある。
2.木材の風合いを活かすために、耐久性の高い塗装が難しい。
立地条件や建築様式、または気象条件により差はありますが、色彩の変化(退色)が起こります。3.割れや変形を起こすことがある。
4.燃える素材なので、使用できる地域が限定される。
法22条指定区域など。
さまざまな条件により焼杉は経年変化します。
長所については持続しますので、長い時間をかけて自然素材の良さを味わっていただけますと幸いです。
いかがでしたでしょうか?
焼杉を使ってみたいという方はお気軽にご連絡ください。
次回は森林の役割についてのお話です。
地球温暖化防止に一役買う森林のすごい働きについて。
どうぞお楽しみに♪
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