地球の温暖化防止と森林の役割

こんにちは!
みなさんは、地球の温暖化防止において森林のもつ役割をご存じでしょうか。

 

地球の温暖化防止には、二酸化炭素の濃度を増加させないことが重要です。

その中で、森林は大気中の二酸化炭素を吸収して、長期間にわたって貯蔵するなどの大きな役割を果たしています。

 

例えば、80年生のスギは1ha当たり、約170tの炭素を蓄積しているといわれています。
人間1人が呼吸により排出する二酸化炭素は年間約320kgで、これは23本ほどのスギの吸収量に相当します。

 

 


また、1世帯から1年間に排出される二酸化炭素の量は、スギ人工林0.5ha(スギ460本)の年間吸収量と同じくらいで、日本全国の家庭から排出される二酸化炭素をすべて吸収するためには、北海道(835万ha)よりも広い面積(870万ha)のスギ人工林が必要です。

 

ちなみに、我が国が1年間に排出している二酸化炭素をすべてスギ人工林で吸収しようとすると、日本の面積の4.4倍のスギ人工林(1億6600万ha)が必要です。

膨大な量であることがわかります。

 

森を大切にすることが二酸化炭素の循環を促し、地球温暖化を防止することにつながります。

日々の生活ではなかなか思いを馳せることがないと思いますが、一度、「森林のために自分ができること」考えてみませんか。

一人ひとりの小さな行動の積み重ねが森林を守る大きな力となるのです。

 

 

※林野庁、(財)日本木材情報総合センターのデータ参照

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